初等中等教育機関向け eポートフォリオシステム
まなふりくん®
まなふりくんとは?
まなふりくんは、初等中等教育機関向けに開発された、全く新しいeポートフォリオシステムです。
日本で紹介されている多くのeポートフォリオシステムは、大学等の高等教育機関における利用を想定されたシステムになっています。
しかし、eポートフォリオが学びにとって効果的なのは、むしろ初等中等教育課程であるとも言えます。
まなふりくんは、小学校・中学校・高等学校の教育現場で、児童・生徒や先生が使いやすいように設計された「初等中等教育機関向け eポートフォリオシステム」です。
「学んで、振り返る」=「まなふりサイクル」を実現する
「学んで、振り返る」を習慣化することが目的です
「学び」は授業で先生の話を聴いているときだけに起きるものではありません。授業で先生の説明を聞いて分かったこと、問題を解いてみて分かったこと、友達と話して分かったこと、そして、一連の活動を振り返って分かったこと、もしくは分からなかったということさえも含めて、 全てが重要な学びです。
まなふりくんは、学習者に主体的な学びが想起されるよう、「学んで振り返る」=「まなふりサイクル」を日々の学習活動の中で習慣化させることを目的にしたツールです。
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東京学芸大学 森本康彦教授 監修
森本 康彦 氏(もりもと やすひこ)
東京学芸大学 情報処理センター 教授、博士(工学)。
1991年 三菱電機株式会社 情報技術総合研究所にて基本ソフトウェアの開発に従事。1996年 広島市立牛田中学校 教諭 (数学)、2004年 千葉学芸高等学校 教諭(情報)。その後、富士常葉大学 教授を経て、2009年東京学芸大学教授 (現在に至る)。2007年 長岡技術科学大学大学院修了、博士(工学)。初等中等教育・高等教育の教員、システム開発 エンジニア、教育工学研究者の経験を生かし、「教育現場」「システム開発」「学術的研究」の三点を繋げることで、 新しい時代の教育の形を創っていきたいと考えている。教育工学(特に、eポートフォリオ、eラーニング、ICT活用教育)を専門とする。
「教育ビッグデータ」時代に求められる新しいコンセプトとして、 「eポートフォリオ2.0」を提案。
※「まなふりくん®」はFCEエデュケーションと森本康彦氏の共同登録商標です。
新時代の「eポートフォリオ2.0」とは?[1]
東京学芸大学 森本康彦教授が提案する、新しい「学びのためのツール」です
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1.学生者中心
学習者が主体的に学ぶプロセスを支援し、継続的な成長を促す。 -
2.あらゆる学びのツールとなる
学習者の学びのための様々な活動を行うためのツールとなる。授業や実習などの正課内の活動(フォーマルな学び)だけでなく、家庭学習や課外活動などの正課外の活動(インフォーマルな学び)も同様に対象とし、eポートフォリオシステムの機能に学習者の活動を合わせるのではなく、学習者の活動を行う手段としてeポートフォリオシステムを用いる。 -
3.いつでも、どこでも
ネットワークに接続された情報携帯端末を必携し、いつでも、どこでも、継続的に利活用する。 -
4. 学習習慣の確立
学びのプロセスにおいて、eポートフォリオを習慣化して利活用できるようにすることで、学習者毎の学びのルーティンを形成する。これにより、学びに関係のない余計な負担をなくし無意識化することで、学びのバイアスを取り除き、学習習慣の確立を促し、学習意欲の向上につながる。 -
5. 学習記録データを柔軟かつ密に記録する
リレーショナルデータベース(RDB)による、既定の項目に対応するデータのみをトランザクション単位で管理するのではなく、ビッグデータを活かすデータベース技術、例えばNoSQLを用い、近年のSNS等のデータ蓄積の最新技術を採用することで、学習記録データを柔軟かつ綿密に蓄積する。 -
6.教育コミュニティの形成心
学習者自身が、自己調整しながら学びを進めるとともに、学習者同士での学び合い(相互評価)、教師からのフィードバック(教師評価)、保護者や他の専門家等からのコメント(他者評価)を受け、協働的な学びに参加する。 -
7. 学びの見える化
蓄積された学習記録データを分析(Learning Analytics)し、学びのプロセスにおける状況や推測をリアルタイムに学習者に見える化して、ダッシュボードに提示することで、各学習者のモチベーションを高め、自己調整やショーケース作成の足場となる。 -
8. 教育ビックデータの構築
各学習者で蓄積された記録データが、各人の学びに活かされるとともに、それらデータを集結することで教育ビッグデータとして扱うことができる。
[1]Morimoto, Y. & Suzuki, K. (2015). E-portfolio Framework for Collecting and Using K-12 Student Learning Records with Tablet Devices.
In Proceedings of Global Learn 2015 (pp. 43-52). Association for the Advancement of Computing in Education (AACE).
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eポートフォリオ「まなふりくん」で出来ること
「学びの場」は学校だけとは限りません
eポートフォリオ「まなふりくん」で出来ることをご紹介します
マルチデバイスで、いつでもどこでもアクセス可能
まなふりくんは、WebブラウザからアクセスできるWebアプリケーションなので、インターネットに接続できるデジタルデバイスであれば、パソコン、タブレット、スマートフォンなど、全てのデバイスからアクセスできます。
もちろん、Windows、MacOS、Androidなど、OSも問いません。
「学びの場」は学校だけとは限りません。
学校では教室のタブレット、自宅では家のパソコン、通学中は手持ちのスマートフォンなど、いつでもどこでも、気付いたときに振り返りを書き込んだり、過去の内容を見返したりが可能です。
学習成果物・学習記録を登録・保存
もちろん、振り返りの記入だけでなく、学習成果物の登録・保存も可能です。
調理実習の料理を写真に撮ったり、英語の発音を録音したり、化学の実験を動画で撮影したり、その他いろいろな学習成果物、学習記録を保存しておくことが出来ます。
教員や保護者からの閲覧やコメント入力によって、学びを深める
生徒の入力内容は、全て先生側から閲覧することが出来ます。また必要に応じて、コメントを入力したり、そのコメントに対して、生徒が返信することも可能です。
そして、もう一つの大きな特徴は、保護者にもこれを見せることが出来ます。
もちろん保護者からもコメントを入力することができるので、様々な視点からのアドバイスを元に、生徒の学びがさらに深まっていきます。
生徒同士の相互評価(ピアアセスメント)を行うことも可能に
クラスメイトの学びや振り返りも、まなふりくんを通して見ることができます。
「同じ授業を受けて、他の子はどんな学びを得たのだろう?どんな振り返りをしているのだろう?」と確認することで、より深い気付き、学びが起きることになります。
もちろん、これらの各機能や特徴は、学校様毎の管理機能によって、使う/使わないの選択ができます。
各学校の使い方に応じて、柔軟に対応できるのが「まなふりくん」です。
活動例紹介
日次画面
日々の振り返りを細かく記入することができます
記入できること
1授業毎に、授業内容、宿題、自己評価(★の数)、振り返り記述を記入することができます。
ファイルを添付することも可能です。
振り返りに対するコメント入力もできます
生徒の振り返りに対して、先生や保護者がコメントを記入することができ、生徒はそれを見ることで、さらなる振り返りを行います。
先生や保護者にコメントを返すことも可能です。
ファイル添付機能も
授業の成果物を写真で保存すると、サムネイル表示されるので、わざわざファイルを開かなくても、何を添付したのかかおおよそわかります。
1日を通しての振り返りも記録できます
もちろん、1日を通しての振り返りも記録することができます。
週次画面
週次画面では週の目標だけでなく、学習目標や活動計画も登録が可能です
週の目標を登録
週の頭に、今週の目標・めあてを登録すると、毎日の日次画面にも表示されるようになります。
学習計画・活動計画も登録できます
その週に計画している学習計画・活動計画を登録しておくと、目標と同じく毎日の日次画面にも表示され、日々週間計画を意識しながら活動することができます。
もちろん、終了後はその振り返りを記録したり、先生や保護者からコメントをもらうことも可能です。
1週間の振り返りを記入しましょう
1週間の振り返りが習慣化されると、学校生活にリズムが生まれ、メリハリが付きやすくなります。
学びの見える化
「学びの見える化」の画面では、自己評価をグラフで振り返ることができます
学習計画・活動計画も登録できます
授業毎の自己評価の★の数をグラフで振り返ることができます。
どの教科をグラフ表示するかは先生が選択することができますし、生徒もチェックボックスで選択できます。
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